日本通の中国人と仲良くする方法 3つの質問をぶつけてみよう

 今回は視点を変えて、日本のことを良く知っている中国人と仲良くする方法に焦点を絞りたい。  最近の記事で、日本のアニメで日本語を勉強し、国際交流基金と日本国際教育支援協会が共催する日本語能力試験でトップレベルのN1に合格し、その後、京都大学農学部資源生物科に合格した中国人のことを知り、興味を持った。  彼女の興味の範囲は、「獣医」、「アニメソング」で、特に「全日本アニソングランプリ」のオーディションにも参加したという。日本のアニメは中国では広く受け入れられている。中国のアニメは、比較にもにならない状態だ。  中国人が日本語を勉強する場合、ビジネス目的というよりむしろ、日本の文化やアニメが好きだったのが理由ということが多い。中国では毎年、アニメのコスプレコンテストも行われている。会場は、日本のアニメのキャラクターに扮した中国人だらけだ。  私が実際に会った中国人でいえば、中国の現地法人で働いた時の面接応募者、中国で雇った通訳、日本に在住の中国人と、さまざまな人がいたが、とにかく日本のことに対して詳しい人が多かった。私の雇った通訳中国人の女性は私よりも日本文化に関して詳しいのはもちろんのこと、アニメならぬ源氏物語、徒然草等の意味をすらすら説明してくれた。  彼女は、自分性格について、「人間味の強い人がとにかく好き」と説明した。東京ではなく、自分が住む場所として京都を選んだ理由もそこにあるという。  一般論として、中国人は、初対面の人には冷たい。ところが、仲良くなれば、様子は一変する。互いの家に行けば、勝手にテレビをつけたり、冷蔵庫を開けたり、まったくおかまいなし。「仲良し感」は日本人同士よりはるかに強くなる。彼女にしてみれば、京都人は中国人にちょっと近いということらしい。  さて、そんな特徴のある中国人と仲良くしたい場合は以下の質問をぶつけてみてはどうだろう。 1. 出身はどこ?(中国人のあいさつの最初に出てくる言葉) 2. 興味のありそうな事を質問してみる。 3. 学生であれば、勉強したことを情報交換してみる。社会人であれば、お互いにメリットになりそうなことを探ってみる  こういう人たちと仲良くなるのは、「心のバリア」を取ることが大切だ。それさえできれば、すぐに友人になれる。  いろんな意味での友人・協力関係を構築できれば、政治の緊張とは別に草の根の交流が出来るかも知れない。(執筆者:廣田(李) 廣達 提供:中国ビジネスヘッドライン)
最近の記事で、日本のアニメで日本語を勉強し、日本語のN1の試験を合格し、その後、京都大学農学部資源生物科に合格した中国人に注目。
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2014-06-04 11:15