ジョイフル本田は4月の売上げは前年同月比11%増を達成
ジョイフル本田 <3191> が上場来高値圏で頑強な動きを見せている。4月18日の新規上場に際しては、公募価格2700円に対し、初値は2650円と、低調の部類に入るスタートとなった。しかし、初値をボトムに、以後は順調な水準切り上げを続け、今なおそうしたトレンドを保っている。
今2014年6月期の第3四半期累計決算は、売上げ1327億9000万円(前年同期は未公表)、営業利益70億9200万円(同)を確保。通期については売上げ1767億1400万円(前期比0.1%減)、営業利益91億5499万円(同9.3%減)を見込んでいる。消費税増税に伴う影響や、全国的な天候不順、原油をはじめとする原材料価格の上昇などを考慮したものと思われる。
しかし、第4四半期スタートの4月の月次売上げは前年同月比11.0%の2ケタ増を記録した。懸念された消費税増税に伴う影響はほとんどない状況と言え、業績見直しの素地が整いつつあると言える。
同社は関東圏を地盤にホームセンターを展開している。同社が目指すのは地域一番店であること。画一的な商品やサービスの提供ではなく、出店した地域の消費者に耳を傾けることに力を注ぎ、30年以上営業を続けている店舗は5店舗を数え、同社が目指す姿に近付きつつある。
店舗数は15店舗(3月現在)と少ないが、1店舗あたりの平均敷地面積が約10万平方メートルと、業界平均の1万8000平方メートルを上回り、規模が大きいのが特徴。敷地内には自前でスポーツクラブ、ガソリンスタンドなどを併設し、「ジョイフル本田タウン」を構築、顧客の要望にワンストップで対応できる状況を作り出している。独自の成長性見直しの流れがなお引き継がれていくことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ジョイフル本田<3191>(東1)が上場来高値圏で頑強な動きを見せている。4月18日の新規上場に際しては、公募価格2700円に対し、初値は2650円と、低調の部類に入るスタートとなった。
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2014-06-04 12:45