清水建設7年ぶり700円目前、上昇基調不変だが、短期調整も

  清水建設 <1803> は、4月中旬の500円前後を起点に右肩上がり相場を展開、4日(水)には694円と年初来高値を更新し700円が目前となっている。大台に乗せれば2007年9月以来、ほぼ7年振りである。   背景は東京オリンピック関連の有望銘柄ということである。5月末で国立競技場が閉鎖され、いよいよ新国立競技場の建設が始まり、同社の受注が有力視される。   同様の材料で昨年秋にも人気となって9月に536円と買われた。今回は、昨年秋当時より、たとえば、週足チャートでみれば1週間当りの陽線が大きいなど上げ足に勢いがある。   2014年3月期の98.9%営業増益に続いて2015年3月期も49.7%増益と変化率は大きい。   予想1株利益30.5円でPERは22倍台とマーケット平均の14倍ていどを上回っているが、今後のオリンピック施設の受注に期待すればとくに割高ということではないだろう。   ただ、上げピッチが速く、30日線に対する乖離率が15%程度まで拡大し株価面での過熱感が出始めている。   このため、700円台に乗せ一段高となっあたりで短期的な調整に入る可能性はあるだろう。新規買いは押し目を待つところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
清水建設<1803>(東1・売買単位1000株)は、4月中旬の500円前後を起点に右肩上がり相場を展開、4日(水)には694円と年初来高値を更新し700円が目前となっている。
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2014-06-05 09:00