電化の投資評価を大和証が引き下げ
電気化学工業 <4061> の投資評価を、4日付の大和証券リポートが引き下げている。
今15年3月期業績の会社予想は、売上高4000億円(前期比6%増)、営業利益は250億円(同18%増)となっている。同証券では、売上高を従来予想の3750億円から3820億円に増額した一方、営業利益は245億円から240億円に引き下げ、どちらも会社計画を下回る見通しとした。
同証券では、今期は主要4部門とも営業増益を予想しているものの、会社計画に対して、電気・先端プロダクツ部門で「民生機器需要が下期に鈍化する可能性が高い」として、慎重に見通している。
また、生活・環境プロダクツ部門では、検査薬・迅速診断キット(POCT)の回復を予想。4Qにインフルエンザ・ワクチンの更新需要が一時的に寄与すると見ている。
ただし、検査薬・POCTの拡大が同証券の期待ほどでないこともあり、投資評価は「2(アウトパフォーム)」から「3(中立)」に引き下げ。目標株価は410円とした。
電化の5日の株価は、前場に8円安(2.2%安)の364円まで売られている。(編集担当:片岡利文)
電気化学工業の投資評価を、4日付の大和証券リポートが引き下げている。
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2014-06-05 13:00