10年以上ぶりに過去最高益更新が期待される銘柄は=金山敏之

 3月期決算企業の本決算発表も先月中旬には終わりましたが、日本経済新聞の集計によると前期の上場企業全体の経常利益は36%増益となり、これまでで最高だった2008年3月期の96%の水準まで回復しています。そして今期の経常利益は前期に比べ伸び率は大幅に鈍るものの2%程度の増益を確保する見通しで、2008年3月期にほぼ並び、上振れすれば最高益更新も期待できます。  こうした状況のなか今期に最高益更新が予想される3月期決算企業も少なくありません。そこで今回は本業の儲けを示す営業利益で今期最高益更新が見込まれる銘柄のなかから、10年以上ぶりの更新が期待される銘柄をピックアップしてみました。例えば東芝 <6502> では前期に最高益の9割強の水準まで回復した営業利益が、今期は1990年3月期以来25年ぶりに最高益を更新する見通しで、株価は決算発表以降昨日までで9%を超す上昇をみせています。また、平和 <6412> や、デサント <8114> でも決算後に株価が強含んでいます。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回は本業の儲けを示す営業利益で今期最高益更新が見込まれる銘柄のなかから、10年以上ぶりの更新が期待される銘柄をピックアップしてみました。
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2014-06-05 18:30