三益半導体は出直り強める、業績よく中期有望
ウエハ研磨加工のほか、精密機器や各種自動化装置などを手がける、三益半導体 <8155> は、30日線を抜いて出直りが見込めそうだ。
主な需要先の半導体業界においてタブレット端末の需要堅調を背景に主力のシリコンウエハーの受託加工が好調で、割安感もあることから、もみ合い上放れを期待し、中長期的な視点で注目したい。
足元の業績、2014年5月期第3四半期業績は、売上高316億6700万円(前年同期比9.1%減)、営業利益23億2800万円(同63.4%増)、経常利益23億5200万円(同60.3%増)、純利益13億9200万円(同59.6%増)に着地。業績は順調に推移しており、通期純利益14億円(前期比11.8%増)は達成できる見通し。年間配当は24円を予定している。同社の筆頭株主で売上比率が高い信越化学工業は、15年3月期2ケタ増益が観測されており、15年5月期業績予想に対する期待感がある。
株価は、昨年5月高値1115円と買われた後、900円を軸としたもみ合いが続いている。4月1日にいちよし証券が投資判断を「A」継続で、フェアバリューを1250円から1400円に引き上げており、7月上旬に予定される14年5月期決算を発表を機に、上放れする可能性がある。PBR0.62倍と割り負け、配当利回りは2.5%と利回り妙味がソコソコあり、下値不安は少ない。待ち伏せ感覚で買い妙味が膨らもう。(N)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ウエハ研磨加工のほか、精密機器や各種自動化装置などを手がける、三益半導体<8155>(東1)は、30日線を抜いて出直りが見込めそうだ。
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2014-06-06 07:30