日経平均は59円高スタート、ECB追加金融緩和を好感

 6日の日経平均株価は、59円38銭高の1万5138円75銭で寄り付き。 、前日に開催されたECB(欧州中央銀行)理事会で追加の金融緩和の導入が発表され、NYダウはこれを好感し最高値を更新。外国為替市場ではドルが102円台半ばでもみ合っている。  日経平均は米国株の上昇や欧州経済の安定期待から上昇してスタート。ただし、日経平均が昨日まで4日続伸していることや、今夜に発表される米雇用統計を前に、寄り付き後は上げ幅を縮小している。  個別では、今7月期3Q純利益が6億9500万円と黒字転換したアルチザネットワークス <6778> が買い気配。トランスフェクション剤に関する特許を取得したスリー・ディー・マトリックス <7777> も買い気配でスタートしている。  また、プラグインハイブリッド車へ参入と報じられたマツダ <7261> は急伸。今1月期1Qの純利益が2倍に拡大した積水ハウス <1928> や、4月中間期の純利益が11%増となったくらコーポレーション <2695> 、オリックスが第2位株主となった足利ホールディングス <7167> なども買いが先行した。  一方、今7月期3Qの純利益が56%減となった綜合臨床ホールディングス <2399> 、同3Qの純利益が7%減に終わったビットアイル <3811> が売り気配でスタート。4月中間期業績が拡大したものの、今10月期の業績予想を据え置いたクミアイ化学工業 <4996> は急落している。(編集担当:片岡利文)
6日の日経平均株価は、59円38銭高の1万5138円75銭で寄り付き。
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2014-06-06 09:15