DOWAホールディングスは増益基調を継続、PER11倍台は割安

  DOWAホールディングス <5714> が年初来高値圏で頑強な動きを見せている。ここへきて証券会社がレーティング最上位を継続し、かつ目標価格を引き上げたことを受け。市場の見直しムードが高まってきていることが背景。   前2014年3月期は経常利益が350億円と前々期比29%増加した。自動車向け製品が上期から比較的堅調に推移し、多機能携帯端末や新エネルギー向けの需要が着実に伸長した。このような状況の中、中期計画Ⅴに沿って、市場・ユーザーの状況や変化に対応し、生産性向上・受注拡大に向けた施策を実行したことが大幅増益に結び付いた。   続く今2015年3月期も経常利益は380億円と、前期比8%増を想定している。精錬部門、環境・リサイクル部門、電子材料部門、金属加工部門、熱処理部門の全セグメントで増収・増益が見込まれている。   同社は現在、2015年3月期を最終年度とする中期計画を推進中だ。成長が続くアジア・新興国市場での事業を拡大し、新エネルギー分野、環境対応製品、次世代自動車市場等の成長分野において、開発中製品の早期事業化・収益貢献を図ることなどにより、最終年度には経常利益450億円(2012年3月期220億円)を目指す。   今期の業績見通しについては、アナリスト筋の間では増額との見方で一致しており、最終的に中期計画の線にかなり近づく可能性もある。アナリスト筋では、その後、2017年3月期まで連続増益が続くとの見方が強い。現在でもPERは11.7倍と割安感が強いが、先をにらめば一層割安感が強まるところである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
DOWAホールディングス<5714>(東1)が年初来高値圏で頑強な動きを見せている。ここへきて証券会社がレーティング最上位を継続し・・・。
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2014-06-06 12:00