日経平均は小動き、物色意欲は旺盛=長島和弘
■今日の動きから
6月6日の東京株式市場、日経平均株価は2円13銭安の1万5077円24銭と小幅ながら5営業日ぶりに反落で小動きとなりました。日経225採用で値上り銘柄数は142、値下り銘柄数は69、変わらずは14。東証1部上場値上り1110銘柄、値下り538銘柄、変わらず163。全33業種中24業種が値上り。TOPIXは反発。マザーズは3日ぶりに反発。東証REITも3日ぶりに反発しました。
日経平均採用銘柄では、日経寄与度の高いソフトバンク <9984> や、ファナック <6954> などが下落したものの、SUMCO <3436> が急伸、コマツ <6301> が高値更新。
安倍首相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しを前倒しするよう指示したと報じられたことで、年金による買いが下支えするとの見方から、東証1部市場では値上りが1000を超え底堅い動きとなりました。
イーブック <3658> やスターティア <3393> など電子書籍関連が上昇。エムアップ <3661> やエイチーム <3662> などLINE関連が上昇と、物色意欲の旺盛な展開が続きました。
主力株の一角に上げ一服となっている銘柄が増えているが、好循環買いとなるか注目されます。その間は、好材料を発表した銘柄や需給面の良好な銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。(執筆者:長島和弘)
主力株の一角に上げ一服となっている銘柄が増えているが、好循環買いとなるか注目されます。その間は、好材料を発表した銘柄や需給面の良好な銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。
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2014-06-06 16:00