W杯での「宣伝効果」は大きい?・・・中国の「ソーラーパネル企業」が、今大会でもスポンサーに=中国メディア

 4年前のサッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の試合中、ピッチ周辺の広告ボード上に大量の「英利」の文字が登場し、話題になったのを覚えているだろうか。中国メディア・中国国際放送局は8日、中国のソーラーパネル企業の「英利グループ」が、W杯ブラジル大会でも大会スポンサーとなり、さらなる戦略を持って宣伝活動を行う予定であると報じた。  記事は、2010年にわずか4カ月の準備期間しかなかったにもかかわらずアフリカ大会のスポンサーとなることを決定した同社が、その宣伝効果に非常に大きな手ごたえを感じ、今回も引き続きスポンサーになることを決定したと紹介。会社名を広く知らしめる目標はすでに達成したとして、今大会では「太陽エネルギーとは何か、どれだけ人類の生活に近づけられるかを知ってもらう」ことを主眼に置いた宣伝活動を展開するとした。  その一環として、国際サッカー連盟(FIFA)と協力してブラジルの農村への太陽エネルギーを利用したサッカー場建設などの社会公益活動も実施するという。また、決勝戦が行われるマラカナンスタジアムをはじめ、複数のスタジアムにも同社の太陽エネルギー設備が導入され、VIP休憩室などには充電スタンドも設置さたとのことだ。  記事は、同社のグローバル営業担当幹部が「第1に太陽光設備を各家庭に普及させること、第2に太陽エネルギーを推進すること、第3に中国の太陽エネルギーを広めること」と語り、W杯にまつわる活動によって太陽エネルギー分野における中国の先進性をアピールしようという意気込みを示したことを紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・中国国際放送局は8日、中国のソーラーパネル企業・英利グループがW杯ブラジル大会でも大会スポンサーとなり、さらなる戦略を持って宣伝活動を行う予定であると報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-08 14:00