野村ホールディングス、相場躍進をリードする動きに期待

  野村ホールディングス <8604> は株式相場躍進のシンボルストックとして大いに活躍が期待できそう。5月半ばに外資系証券が証券セクターの投資評価を「オーバーウェイト」から「マーケットウェイト」に格下げ。同社に関しては、セクター内の相対的な位置づけは改善も、外部環境悪化で当面の株価は弱含む可能性が高いとし、「アウトパフォーム」から「ニュートラル」に格下げした。株価的にはそれを引きずっており、今の活況相場でも取り残されている。   しかし、5月半ばから相場環境は変わった。ヘッジファンドの積極的な買い、それをドローする年金など信託銀行の買いの増加を受け、相場は急ピッチで出直ってきた。これまでの上げに過熱感もあることで、市場ではスピード調整との声もあるが、一呼吸入れた後再上昇との見方が支配的。それを先導するかたちで同社が戻りをリードするパターンが想定される。   4月30日に587円の年初来安値に売り込まれているが、これで4月、及び5月半ばまでの株式市場の低迷、今期業績への懸念は織り込んだ流れだ。とことん売り込まれた分リバウンドも力強いものになりそう。   第4四半期決算を見ると、国内株式相場の低迷から、国内は営業部門が前第3四半期比51%減、アセットマネジメント部門が同40%減と苦戦したが、好調な米州・欧州が収益を牽引し海外ホールセール部門が同20%増を達成、税引き利益は同2%増を記録した。同業他社が軒並み減益を余儀なくされる中、同社の増益確保は同社のコスト削減策が順調に推移していることを示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
野村ホールディングス<8604>(東1)は株式相場躍進のシンボルストックとして大いに活躍が期待できそう。5月半ばに外資系証券が証券セクターの投資評価を「オーバーウェイト」から「マーケットウェイト」に格下げ。
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2014-06-09 12:45