日経平均は46円高で取引終了、買い一巡後は伸び悩む

 9日の日経平均株価は前週末比46円76銭高の1万5124円00銭と反発して取引を終えた。NYダウの最高値更新などを背景に買いが先行したが、短期的な過熱感もあって一巡後は利益確定売りなどが上値を圧迫した。日経平均は朝方に1万5200円台を回復したあと上げ幅を縮小。TOPIXは引け際にマイナス圏へ沈む場面があった。  個別では、特別利益の計上で15年3月期の純利益予想を上方修正したsantec <6777> や街頭ビジョン向け番組「サッカー試合2014」の動画配信を担当すると発表したJストリーム <4308> がストップ高。業績予想を大幅に上方修正したTASAKI <7968> はストップ高配分された。14年4月期の決算を発表したクックパッド <2193> 、15年1月期第1四半期で営業益59%増の丹青社 <9743> なども高い。  ビッグデータ利活用の協議会立ち上げが報じられ、ホットリンク <3680> 、ネットイヤーグループ <3622> なども急伸。江東区が東京五輪に向けてロープウエーの建設計画を盛り込むよう要望していると伝わり、鋼索大手の東京製綱 <5981> には思惑買いが入った。  半面、15年1月期第1四半期で減益だったポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> は売りが先行した。横浜市のマンションで施工ミスが判明した熊谷組 <1861> も軟調。不正ログインの可能性が報じられたミクシィ <2121> もさえなかった。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前週末比46円76銭高の1万5124円00銭と反発して取引を終えた。
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2014-06-09 15:00