[ベトナム株]バイク市場低迷も、メーカーは強気の予想

  バイクメーカー各社は次々と新モデルを市場に投入しているが、年初5か月の販売台数は約100万台で、前年同期に比べ▲10%余り減少している。   ホンダベトナム(HVN)は今年これまでに70万台を生産している。前年同期比▲10%減の数量だが、10月には紅河デルタ地方ハナム省で国内3番目の工場を稼働する予定で、供給力が需要を大きく上回ることになりそうだ。   バイク市場低迷の原因として、不況で消費を控えているためと考えられてきたが、それでは自動車がよく売れていることと矛盾する。消費者の好みが、バイクからより快適な自動車に移行するのは当然、との見方もある。   HVNの幹部は、バイク市場はいずれ回復するとみている。農村部では現在もバイク需要が高く、都市部では高級スクーターへの乗り換え需要があるからだ。HVNは今後農村部での販売を強化し、年内に10種類の新モデルを発売する予定だ。   ピアジオ・ベトナム(Piaggio Vietnam)は、スクーター市場は年8%伸びており、今後も成長が続くとみている。SYMベトナムも、バイク市場の低迷は一時的な現象にすぎず、2015~2016年に回復すると予想している。(情報提供:VERAC)
バイクメーカー各社は次々と新モデルを市場に投入しているが、年初5か月の販売台数は約100万台で、前年同期に比べ▲10%余り減少している。
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2014-06-09 17:45