富士石油に割安感、製油所再編の思惑も

  富士石油 <5017> は、6月9日(月)6円高(+2.03%)の302円と続伸している。製油所再編思惑を背景に、業績回復予想で割安感があり見直し余地が広がることから注目したい。   足元の業績、今2015年3月期業績予想は、主に前年度に行われた定期修理による販売数量の減少要因がなくなり、売上高7570億円(前期比7.7%増)、営業損益55億円の黒字(同78億1700万円の赤字)、経常損益34億円の黒字(同101億1200万円の赤字)、最終損益29億円の黒字(同118億9700万円の赤字)を見込む。年間配当は6円(同1円増)を予定している。   株価は、1月23日につけた年初来の高値352円から3月27日に年初来の安値251円と調整を挟んで5月9日高値337円と上昇。その後、もみ合いとなっている。経済産業省は石油元売り各社が運営する国内23製油所の再編に乗り出すと伝わっており、千葉県袖ヶ浦市の袖ヶ浦製油所も再編の対象になるとの思惑が増している。今期予想PER8倍台・PBR0.31倍と割安感があり、見直し余地が広がる。日足一目均衡表の雲の上限が下値として意識されつつあり、水準訂正高が十分期待されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
富士石油<5017>(東1)は、6月9日(月)6円高(+2.03%)の302円と続伸している。製油所再編思惑を背景に、業績回復予想で割安感があり見直し余地が広がることから注目したい。
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2014-06-10 09:15