日経平均は6円高で寄り付き、任天堂が上昇しファストリテは小動き
10日の日経平均株価は、6円74銭高の1万5130円74銭で寄り付いた。
前日のNYダウが18ドル高と3日連続で最高値を更新。高値圏での頑強さが日本株にも波及し、日経平均は小幅ながらも上昇でのスタートとなった。外国為替市場ではドルが102円台半ばでもみ合っている。
個別では、4月中間期計画を増益予想に修正したイハラケミカル工業 <4989> が買い気配。4月中間期の売上高が58%増と拡大した学情 <2301> 、今1月期予想を上方修正したスバル興業 <9632> も買い気配でスタートしている。
また、欧州での人員削減が報じられた任天堂 <7974> が買われ、今1月期1Q純利益が過去最高になったミライアル <4238> も急伸している。
一方、海外での出店計画が報じられた良品計画 <7453> は売り先行。今1月期1Qが営業減益になったもようと報じられた東京ドーム <9681> や、普通社債100億円強を発行と報道された日本製紙 <3863> も売りの勢いが強い。
秋冬向け商品の値上げ方針が報じられたファーストリテイリング <9983> や、5月の既存店売売上が2.4%減となった日本マクドナルドホールディングス <2702> は小動きとなっている。(編集担当:片岡利文)
10日の日経平均株価は、6円74銭高の1万5130円74銭で寄り付いた。
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2014-06-10 08:15