ソーバルに底打ち感、久々の大きい陽線出現
ソフト開発技術者派遣のソーバル <2186> (JQS)の株価は水準を切り下げて調整局面だったが、足元では売り一巡感を強めてきた。反発のタイミングだろう。なお12月27日に第3四半期累計(9月~11月)の業績発表を予定している。
ソフト開発技術者分野の特定派遣事業と業務請負事業を展開している。前期の顧客別構成比はキヤノン <7751> グループ向けが約7割を占め、ソニー <6758> グループ向け、富士通 <6702> グループ向け、NTT <9432> グループ向けと続き、優良な大口顧客を抱えていることが特徴だ。
12年9月にオムロン <6645> 向けを主力とするモバイルコンピューティングテクノロジーズ(現MCTEC)を子会社化するなど、M&Aも活用して顧客の多様化や業容拡大を進めている。第2四半期累計(3月~8月)の取引社数は48社となり、08年の17社から大幅に増加している。景気回復を背景として製造業では技術者不足が深刻化しているため、技術者派遣需要は好調に推移するだろう。
今期(14年2月期)の連結業績見通しは売上高が前期比4.1%増の67億円、営業利益が同7.2%増の4億90百万円、経常利益が同5.6%増の4億90百万円、純利益が同7.3%増の2億65百万円としている。ソニーや富士通向けなど主要顧客向けを中心に派遣需要が好調に推移し、新規受注やMCTECの通期連結も寄与する。期初計画を上回った第2四半期累計(3月~8月)の通期見通しに対する進捗率は高水準であり、通期増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、9月以降は概ね800円~880円近辺でのボックス展開だったが、足元では800円台を割り込んで水準を切り下げる展開となった。12月25日には直近安値となる760円まで調整する場面があった。ただし12月26日は前日比27円(3.55%)高の788円まで急反発し、売り一巡感を強めている。
12月26日の終値788円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS60円96銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS507円23銭で算出)は1.6倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形だが、52週移動平均線近辺で下げ渋る動きであり、サポートラインとなりそうだ。反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ソフト開発技術者派遣のソーバル<2186>(JQS)の株価は水準を切り下げて調整局面だったが、足元では売り一巡感を強めてきた。反発のタイミングだろう。なお12月27日に第3四半期累計(9月~11月)の業績発表を予定している。
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2013-12-27 09:15