ゲームカード・ジョイコホールディングスは反発開始、高配当利回りに評価余地

  遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス <6249> (JQS)の株価は戻り一服の展開だったが、足元で反発の動きを強めている。高配当利回りや低PBRに評価余地があり、14年1月召集の通常国会でカジノ関連法案が成立見通しとなれば動意付く可能性があるだろう。   パチンコ用プリペイドカードシステム首位の日本ゲームカードと、業界初のコイン型ICカードを採用したジョイコシステムズが11年に統合した持株会社である。パチンコ用カードユニットやパチスロ向けメダル貸機などの機器売上、カード収入、システム使用料収入が収益柱で、機器の主力は各台計数システムに移行している。   今期(14年3月期)連結業績見通しについては売上高が前期比17.6%減の326億円、営業利益が同83.9%減の4億30百万円、経常利益が同85.1%減の4億円、そして純利益が同89.4%減の1億70百万円としている。パチンコホールの設備投資マインド低下、パチスロ向けメダル貸機の入れ替え需要一巡などで機器販売台数が大幅に減少する。第2四半期累計(4月~9月)の利益は通期見通しを超過達成しているが、期初計画どおり第3四半期(10月~12月)以降に研究開発費が発生するようだ。   株価の動きを見ると、9月の戻り高値圏1600円台から反落して戻り一服の展開となり、徐々に水準を切り下げて12月24日と12月25日に終値で1505円まで調整した。ただし12月26日は前日比30円(1.99%)高の1535円まで反発している。証券優遇税制廃止に伴う換金売りが一巡したようだ。   12月26日の終値1535円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS11円92銭で算出)は129倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2930円54銭で算出)は0.5倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、12月26日は窓を空けて急反発した。また週足チャートで見ると26週移動平均線を一旦割り込んだが、すぐに回復の動きを強めている。高配当利回りや低PBRに評価余地があり、反発のタイミングだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
遊戯機器関連のゲームカード・ジョイコホールディンス<6249>(JQS)の株価は戻り一服の展開だったが、足元で反発の動きを強めている。
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2013-12-27 09:15