日経平均は小幅高スタート、個別株物色の様相

 11日の日経平均株価は前日比5円33銭高の1万5000円13銭で寄り付いた。直後に1万5000円を下回る場面もみられたが、その後は1万5000円台前半で底堅く推移している。NYダウは小幅続伸したが、ドル・円が102円台前半とやや円が上昇したため、売り買いともに積極性を欠いており、個別株物色の様相が強い。  個別では、国内証券による投資判断の引き上げが観測された東洋インキSCホールディングス <4634> が堅調。14年4月期業績予想を上方修正した日本テレホン <9425> や、保有株の一部売却で特別利益を計上すると発表したオンキヨー <6628> は買い気配スタート。2―3月期で経常益3倍と報じられたミサワ <3169> も高い。  半面、14年4月期業績が計画を下回ったナ・デックス <7435> は売りが先行した。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたディー・エヌ・エー <2432> も軟調。エムアップ <3661> 、仙波糖化工業 <2916> などは利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前日比5円33銭高の1万5000円13銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-06-11 09:15