WTI原油7月限反落、利食い売り及び地域情勢の緩和を受け
10日(火曜日)のスポット金は上昇、2週間ぶりの高値をつけた。
ドル安および米株式市場の割高感が背景になった。日本銀行の刺激策が景気を支えるとの見方が広がっているなか、外国為替市場では円が対主要通貨が上昇、対ドル一時102.21となった。12、13両日の日銀政策決定会合では現状維持が決定されるとみられている。また、米株式相場はほぼ変わらず。主な株価指数は最高値近辺で推移した。割高感が広がり、上値の重い展開となったことで、金に買いが入った。そのほか、南ア政府のスト調停失敗を受け、プラチナが急上昇したことも金価格を支えた。
10日のWTI原油7月限は反落。ウクライナとロシアの緊張に緩和の兆しが出てきたことで、売りが優勢となった。11日には米エネルギー情報局(EIA)の石油在庫統計が発表される。2週連続で米在庫が減少したとの見方から、一時は105ドルを超えて上昇する場面もあったが、前日の急伸の反動で利益確定の売りが膨らみ、陰線で引けた。また、11日は石油輸出国機構(OPEC)総会も開かれる。現状の生産目標(日量3000万バレル)は据え置かれる見通し。(情報提供:東岳証券株式会社)
10日のWTI原油7月限は反落。ウクライナとロシアの緊張に緩和の兆しが出てきたことで、売りが優勢となった。11日には米エネルギー情報局(EIA)の石油在庫統計が発表される。
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2014-06-11 10:30