大和証がＤｅＮＡの投資評価を「中立」に引き下げ

　大和証券が１０日付で、ディー・エヌ・エー（ＤｅＮＡ） <2432> に対するリポートを発行。投資評価を「２（アウトパフォーム）」から「３（中立）」に引き下げている。 　同証券では、これまでは内製ブラウザタイトルの回復やネイティブタイトルのヒットにより「早期の売上高底打ちが可能」と見通していた。しかし、底打ちの兆しを見せていたサードパーティのコイン消費がさらなる下落傾向を示していることを注視。国内事業回復には時間がかかると見通し、投資判断を引き下げた。 　一方、中国事業では内製・協業タイトル「ＮＢＡ夢之隊」が月商３億円超と好調に推移しているほか、今後も新タイトルが準備されており、「軌道に乗ってきた」と分析している。 　同証券による今１５年３月期の営業利益予想は、４４７億円から３３１億円に引き下げ。目標株価は１５２０円と設定した。 　１１日のＤｅＮＡの株価は、前場に５８円安（３．９％安）の１４３２円まで下落。後場も１４４０円前後でもみ合っている。（編集担当：片岡利文）