日経平均は74円高で取引終了、1万5000円台で底堅く推移
11日の日経平均株価は前日比74円68銭高の1万5069円48銭と反発して取引を終えた。1万5000円台を回復して寄り付き、上げ幅を80円近くまで拡大した。円の下げ渋りが重しになって伸び悩んだが売りは限定的で、日経平均は1万5000円台を維持。終盤には持ち直し、朝方に付けた前場の高値を上回る場面があった。
個別では、国内証券による投資判断の引き上げが観測された東洋インキSCホールディングス <4634> が急伸。14年7月期第3四半期で増益を確保し、複数の証券会社が目標株価を引き上げたドクターシーラボ <4924> も買われた。抗がん剤の米国特許が成立したカルナバイオサイエンス <4572> はストップ高。電力自由化法案の成立を背景に、省電舎 <1711> やグリムス <3150> もストップ高を付けた。
半面、国内証券の格下げが観測されたディー・エヌ・エー <2432> は下落。15年4月期で減益を見込んだアスカネット <2438> は失望売りに押された。前日に急伸した仙波糖化工業 <2916> 、フライトシステムコンサルティング <3753> などは利益確定売りが先行した。(編集担当:宮川子平)
11日の日経平均株価は前日比74円68銭高の1万5069円48銭と反発して取引を終えた。
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2014-06-11 15:00