ウィルグループは景気回復を受け、人材サービス需要が高まる

  ウィルグループ <6089> (東2)が出直りトレンドに乗ってきた。業績好調に比べ、PERが8.2倍という低い水準に留まっていることで、自然発生的な見直し買いが流入している格好だ。   前2014年3月期の決算は、売上げ267億9800万円(前々期比20.9%増)、営業利益8億800万円(同30.7%増)の好決算となった。そして、今2015年3月期も売上げ329億1600万円(前期比22.8%増)、営業利益9億900万円(同12.6%増)と、連続の大幅増収益が見込まれている。   景気回復を背景に、人材サービス市場においても、失業率の減少や有効求人倍率の増加がみられるなど雇用情勢の改善により、人材サービスの需要が高まっている。   主に家電量販店等で販売業務を行うスタッフの派遣・紹介、業務請負を行う「セールスアウトソーシング事業」。コールセンターを運営する企業へ専門スタッフを派遣・紹介、業務請負を行う「コールセンターアウトソーシング事業」。そして、主に工場等における軽作業を中心とした工程の業務請負、作業スタッフの派遣・紹介を行う「ファクトリーアウトソーシング事業」の部門がそろって好調に推移している。   現在のポジションをさらに高めるために、中期的にはそれぞれの事業領域における専門性を高め、他社との差別化による個性化を図り、多種多様である顧客ニーズに的確に対応するために、マッチング精度の向上を図り、顧客満足度の向上を図る。   また、成長地域への進出を積極的に行い、海外での新規事業の確立を目指す。既に展開している地域の業容拡大に加え、今後大きな成長が期待できるASEAN地域を中心に地域拡大を図る方針だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
ウィルグループ<6089>(東2)が出直りトレンドに乗ってきた。業績好調に比べ、PERが8.2倍という低い水準に留まっていることで、自然発生的な見直し買いが流入している格好だ。
economic
2014-06-12 10:15