ゴールドマン証がロームの投資評価を引き下げ
ゴールドマン・サックス証券が12日付で、ローム <6963> の投資評価を引き下げた。
ロームは前14年3月期に自動車向け半導体の売上が前期比24%増となったが、これは「自動車部品業界平均である21%増にプラスアルファ程度である」と同リポートでは指摘。今期の自動車向け半導体の伸びは、新規採用などを含めても1ケタ台後半にとどまるとコメントしている。
また、デジタルAVの縮小懸念後退は好材料としながらも、今期の売上の伸び悩みが明らかになると「市場の期待は落ち着きを取り戻す」と見ており、やや期待過剰と見られる株価の上昇は、いずれ修正されると見通している。
同証券による今期の営業利益予想は310億円としており、会社計画の255億円(前期比7.9%増)を上回ると予想。目標株価は4850円から5000円に引き上げたものの、投資評価についてはカバレッジ内の相対評価もあり、「中立」から「売り」に引き下げている。
ロームの12日の株価は、前場の寄り付き直後に310円安の5390円まで売られる場面があった。(編集担当:片岡利文)
ゴールドマン・サックス証券が12日付で、ロームの投資評価を引き下げた。
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2014-06-12 13:00