日本の経済成長、「予想より力強かった」・・・GDP改定値「2年半ぶり高成長」=中国メディア

内閣府は9日、2014年1-3月期のGDP(国内総生産)改定値が前期比1.6%増、年率換算で6.7%増になったと発表した。中国メディアの一財網は10日、「日本経済の成長は当初の予想よりさらに力強かった」などと伝えた。
記事は、10年以上にわたって続くデフレから脱却するため、日本銀行が大規模な量的緩和政策を行っているとし、「緩和から1年あまりが経過し、経済回復とインフレに向けた歩みに徐々に明るさが見え始めている」と論じた。
さらに内閣府が発表したGDP改定値について「約2年半ぶりの高成長」と指摘、その高成長をもたらした理由は「消費増税前の駆け込み需要が消費を刺激したため」と伝えた。また、日銀の量的緩和実施後は「過去のデータに比べ、日本経済は明らかに好転した」と評価し、GDP成長率は2012年度の0.7%から13年度は2.3%に伸び、インフレ率も12年度の-0.5%から13年度は1.3%に伸びたと伝えた。
一方、14年1-3月期のGDP改定値が大幅な伸びを示したのは前期比2.2%増となった個人消費の伸びが理由だとし、「市場はこのような伸びは持続しないと見ており、4-6月期の個人消費は大きく落ち込むだろう」と主張。
1997年に消費税が3%から5%に引き上げられた際、同年の第2四半期では個人消費が前月比で3%以上も落ち込んだと紹介、「14年第2四半期においてもGDPの伸びは個人消費低迷による影響を受けるだろう」と論じた。
さらに、日本の経済成長を促進し、デフレから脱却することを目的とするアベノミクスについて、「今月発表される成長戦略の細部を見れば、アベノミクスが長期にわたって成功できるかの判断が可能になる」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
内閣府は9日、2014年1-3月期のGDP(国内総生産)改定値が前期比1.6%増、年率換算で6.7%増になったと発表した。中国メディアの一財網は10日、「日本経済の成長は当初の予想よりさらに力強かった」などと伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-12 13:30