日経平均は124円高で取引終了、円高一服など環境好転で切り返す
13日の日経平均株価は前日比124円31銭高の1万5097円84銭と反発して取引を終えた。
イラク情勢の緊迫化などを背景に朝方は売りが先行したが、後場から買いが優勢となった。日経平均は寄り付きで下げ幅を140円超に拡大。前場は安値圏で停滞したが、後場に入って円が対主要通貨で下げ基調を強めると、日経平均は切り返してプラス圏へ浮上した。夕方に安倍首相が法人減税について会見するとの一部報道で、期待感が膨らんだとの見方があった。
個別では、原油高を背景に国際石油開発帝石 <1605> が買われ、営業利益率の引き上げ計画が報じられたアドバンテスト <6857> も急伸した。15年4月期で黒字転換を見込んだスリー・ディー・マトリックス <7777> なども堅調。15年1月期第1四半期で黒字に転じた石井表記 <6336> はストップ高配分された。ファーストリテイリング <9983> やソフトバンク <9984> など値がさ株も切り返した。
半面、国内証券が「弱気」でカバレッジを開始したアドウェイズ <2489> は軟調。連日高のSEED <1739> は朝方に急伸して2000円台を回復したが、その後は利益確定売りに押されて急落。ディー・ディー・エス <3782> 、パシフィックネット <3021> など足元で買われていた銘柄も売りに押されるものがみられた。(編集担当:宮川子平)
13日の日経平均株価は前日比124円31銭高の1万5097円84銭と反発して取引を終えた。
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2014-06-13 15:00