ロイヤルホスト、32年目を迎えた「夏のカレーフェア」をスタート

ロイヤルホストは2014年6月17日から「夏、カレーしましょう」をテーマにしたカレーフェアを9月上旬まで展開する。32年目を迎える夏のカレーフェアだが、今年は「野菜」、「シェフの味」、「シーフード」を楽しむオリジナル6種のカレーを用意した。同社は、「よりレストランらしく、より豊かな空間をご提供するという“価値創造”のサービス展開を実施する」(代表取締役社長の矢崎精二氏)という店舗運営で、今年4月以降も来店客数、客単価ともに前年比を上回る成長を持続している。外食産業にとって書き入れ時とされる夏場に展開する名物フェア、「今年は原点に戻ったオーソドックスなカレーを楽しんでいただきたい」(矢崎氏)と自信のラインナップを揃えた。(写真は、夏のカレーフェアのメニューを紹介するロイヤルホスト社長の矢崎精二氏<中央>。サーチナ撮影)
夏のカレーフェアは1983年にスタートしてから毎年欠かさず実施し、過去31年間で提供したカレーは144種類におよぶ。「毎年知恵を絞って同じカレーを出さないようにしてきた。定番として提供し続けているカシミールカレーも、毎年少しずつ変えている」(取締役営業・企画本部長の佐々木徳久氏)。特に、2010年以降は、カレーのロイヤルホストスタイルを強く意識し、「スパイス、ルー、ブイヨンにこだわり、各店舗にコックを配置しているロイヤルホストにしかできない味を提供している」(矢崎氏)という。
今年の新開発メニューは3種。「野菜と食べる スパイスチキンカレー―5種のスリランカ風おかず―」は、スリランカカレーで使われる「モルジブ・フィッシュ」の代わりに鰹節を使用して日本人に馴染む味に仕上げた。また、「空芯菜のスパイス炒め」、「ナスのハニーマスタードビネガー」など5種類のスリランカ風おかずは、各店舗で調理の上でライスの上に乗せて提供する。
「アンガスビーフ The ROYAL 欧風カレー」では、ロイヤルホストで人気のサーティファイド・アンガス・ビーフの肉の旨みを引き出した。また、「クラブミートドライカレー」は、カニクリームコロッケ、ずわい蟹の棒肉をトッピングして、ずわい蟹を加えたドライカレーに、まろやかなニューバーグソースをかけて楽しめる。
この他、「カシミールビーフカレー―3種の薬味―」、「懐かしの印度風チキンカレー」、「ブイヤベースカレー―サフランライス&ナン―」と夏のカレーフェアで人気のカレーを一工夫して提供する。さらに、セットメニューには、ロイヤスホストが推進する日本の食材を使った「Good JAPAN」の取り組みとして、国産のミニトマト「千果(ちか)」を使ったカクテルと、国産じゃがいも「西豊(にしゆたか)」を使った冷たいスープ、ビシソワーズを用意した。
また、6月17日からは、夏季限定のデザートとして、抹茶、コーヒー、苺の3種の「氷グラニータ」と、新作デザート「サマー・ホワイト―クレープアイス―」の販売を開始。キッズメニューもグレードアップして「おこさま よくばりBOX」として提供を開始する。
矢崎氏は、「夏のカレーフェアは32年にわたって愚直に続けてきたことによって、“ロイヤルがカレーフェアをやるようになったら、夏も近い”と言っていただけるほどに、風物詩のようになった。固定ファンの方々も増え、簡単にはやめられない。夏の食事の楽しみ方の幅を広げるロイヤルホストらしい取り組みとして、これからも続けたい」と語る。「地域に愛され、地域でナンバーワンのレストランと言っていただけるよう、1店舗1店舗を大切に運営していきたい」と、順調に伸びる売上にも愚直な店舗運営を続ける姿勢を強調していた。(取材・編集担当:徳永浩)
ロイヤルホストは2014年6月17日から「夏、カレーしましょう」をテーマにしたカレーフェアを9月上旬まで展開する。(写真は、夏のカレーフェアのメニューを紹介するロイヤルホスト社長の矢崎精二氏<中央>。サーチナ撮影)
japan,economic
2014-06-13 19:15