世界最大の「石油純輸入国」、中国が米国を抜く「見込み」が明らかに=中国メディア

 中国メディア・人民網は14日、中国石油グループのシンクタンクが発表したデータで、中国が今年米国を抜いて世界最大の石油輸入国になる見込みであることが明らかになったと報じた。  記事は、同グループの経済技術研究院が今年2月に発表した「2013年国内外石油、ガス業界発展報告」で、13年の石油、原油の見かけ消費量が4億9800万トン、4億8700万トンとなり、前年比でそれぞれ1.7%、2.8%増加したことが明らかになったと伝えた。また、14年の石油と原油の純輸入量がそれぞれ約3億トンと、13年より5-7%増加しており、対外依存が強くなりつつあるとした。  さらに、報告書が「今年米国を初めて抜き、世界最大の石油純輸入国になる」と予測したと紹介。1993年に初めて石油の純輸入国になってから、対外依存度が6%から2009年には50%を突破したほか、天然ガスや石炭の対外依存度も13年時点で31.6%、8.13%と前年より大きく上昇したと伝えた。  このほか、中国石油、中国石油化工、中国海洋石油を中心とする中国エネルギー企業が13年に222億米ドル(約2兆2600億円)を投じて海外市場の買収を行い、世界のエネルギー市場最大の買い手となったことも分かった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・人民網は14日、中国石油グループのシンクタンクが発表したデータで、中国が今年米国を抜いて世界最大の石油輸入国になる見込みであることが明らかになったと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-16 07:15