日経平均は48円安スタート、エイチームやマルハニチロが軟調

 16日の日経平均株価は、48円23銭安の1万5049円61銭で寄り付いた。  前週末のNYダウが41ドル高と3日ぶり反発。外国為替市場ではドルが102円前半と円高基調がやや落ち着きつつある。一方で、イラクの戦闘地域拡大と、それに伴う原油価格の高騰が懸念材料となり、日経平均は売りが優勢となっている。  個別では、第1四半期の営業利益が大幅拡大したエニグモ <3665> や、レシートをメールで送信するサービスを開始するエイジア <2352> が買い気配でスタート。  また、今6月期予想を上方修正した大日本コンサルタント <9797> が急騰しているほか、アルストムへの出資検討が報じられた三菱重工業 <7011> は小幅高となっており、船や建設向けの厚鋼板を1割増産と報じられた新日鉄住金 <5401> も買いが先行している。  一方、今7月期の3Q営業益が24%減となったエイチーム <3662> は売り気配。サケ缶の自主回収を発表したマルハニチロ <1333> や、今2月期1Q業績が6%営業減益と観測されたしまむら <8227> が軟調となっている。五輪のスポンサー契約締結を発表したブリヂストン <5108> は小幅安。(編集担当:片岡利文)
16日の日経平均株価は、48円23銭安の1万5049円61銭で寄り付いた。
japan,economic
2014-06-16 08:45