enishは連続最高純益を見直し出遅れゲーム関連株買いが拡大して続伸

  enish <3667> は、27円高の1839円と続伸して始まっている。このところ逆行高しているゲーム関連株の一角として、今12月期純利益の連続最高更新予想を見直して、出遅れ株買いが増勢となっている。5月23日にApp Store上で配信を開始したネイティブアプリ「ぼくのレストラン3」を含め、今期中に5タイトルを新規リリース予定にあることや開発中のタイトルのアジア市場展開を進めていることも、前期と同様の業績上ぶれ期待を高めている。 ■「ぼくのレストラン3」に続き新規4タイトルをリリース予定   同社の今12月期業績は、売り上げ87億円(前期比31.3%増)、経常利益13億5000万円(同25.2%増)、純利益8億3000万円(同27.1%増)と連続の2ケタ続伸を見込み、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。第2四半期までは、新規タイトルの開発期間中で、従業員も、エンジニアを含めて184人と前期末の166名から増員し、人員の6割をネイティブにシフト、開発・運用体制の強化でコストが先行することで減益転換を見込んでいるが、2Q以降は新規タイトルの寄与で大きく持ち直し連続過去最高更新を見込んでいる。   この新タイトルのトップバッターとなった「ぼくのレストラン3」は、2010年7月に配信開始して以来、3年間にわたり300万人以上のユーザーが利用したレストランシュミレーションゲームの最新版であり、配信に先立つ事前登録で5万人以上が登録しており、今期配信予定の後続4タイトルのリード役となる見込みである。また同社は、昨年12月に韓国、今年4月に中国にそれぞれ子会社を設立し海外戦略を積極化しており、韓国で2タイトル、中国で1タイトルのオフショア共同開発とアジア市場への展開を計画しているだけに、2Q累計業績、通期業績と相次ぎ上方修正した前期業績と同様の上ぶれ期待につながっている。 ■分割落ち後安値への調整幅の3分の1戻しからPER15倍台の割安修正期待   株価は、昨年12月13日の東証1部への市場変更と前期業績の上方修正・増配で株式分割権利落ち後の高値2980円まで買い進まれたが、市場変更と同時に実施した新株式発行(発行価格2653円)がボディブローとなり、今期第1四半期業績が減益転換したことも続いて落ち後安値1250円へと突っ込み、この調整幅の3分の1戻し水準までリバウンドした。PERは15倍台となお割安であり、低PER評価で買い進める数少ないゲーム関連株として一段の戻りにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
enish<3667>(東1)は、27円高の1839円と続伸して始まっている。このところ逆行高しているゲーム関連株の一角として、今12月期純利益の連続最高更新予想を見直して、出遅れ株買いが増勢となっている。
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2014-06-16 10:30