サッカーW杯 コートジボワールは親日国?=為替王
サッカー・ワールドカップ2014、日本代表の初戦相手コートジボワールはこんな国です。
■コートジボワールの概要
アフリカ大陸の西側に位置し、赤道の少し上(北側)。国名のコートジボワールはフランス語で「象牙の海岸」を意味し、日本でも昔の地図には「象牙海岸」と表記されていました。500年以上前からこの地で、ヨーロッパ諸国がたくさんのひどいこと(奴隷や象牙などの売買・貿易)をやっていたことが思い起こされ胸が痛みます。
■コートジボワールの経済
経済的にはとても貧しい国のひとつで、一人当たりの年間国民所得は日本円換算で12万円程度。有名な生産品はカカオ。日本ではチョコレート商品名の影響もあってガーナが有名ですが、そのガーナの隣国でもあるコートジボワールがカカオの生産量・輸出量ともに世界一。世界の全カカオの3分の1がコートジボワールで生産されています。それゆえカカオの国際価格が値下がりすると、コートジボワール経済もダメージを受けます。
■日本の経済援助
日本は他のアフリカ諸国と同様に、コートジボワールに対して経済援助を行っており、累計700億円以上の援助実績があります。日本との貿易は少額ではありますが、主にカカオを輸出し、日本からは自動車等を輸入しています。
■コートジボワールは親日国?
コートジボワールの初代大統領で33年間もの長期政権だった故フェリックス・ウフェボワニ氏は、日本が国家建設の模範だと公言していたほどで、国民の間でも日本に対する関心・好感度は比較的高いとみられます。(執筆者:為替王)
サッカー・ワールドカップ2014、日本代表の初戦相手コートジボワールはこんな国です。
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2014-06-17 17:15