横河電機は小幅増益見通しだが、アナリスト筋の評価は高い

  横河電機 <6841> は現在ややアゲインストの風に押され株価は低調だが、少し先を見据えた場合、絶好の買いポジションに位置していると言える。   前2014年3月期は営業利益が258億円(前々期比40%増)と、事前予想の270億円を下回った。その上、今2015年3月期の営業利益も280億円(前期比8%増)と、市場が期待するほどの数値に届かなかったことで、株価は決算発表以後、厳しい動きを迫られている。   今期は主力事業である制御事業は、資源国・新興国におけるエネルギー開発や需要の増加を背景に、エネルギー関連市場を中心に堅調な推移が予想されている。ただ、一部の本社ビルの建て替えや、情報システムなど一過性の費用を織り込んだため、利益が圧迫される。従って、来2016年3月期以降は増益率が高まる方向にあり、アナリストからもレーティング最上位継続、目標価格引き上げの動きが相次いでいる。   中長期的には制御事業でグローバルナンバーワンカンパニーになることを目標にしている。当面は、2016年3月期に売上げ4000億円、連結売上高営業利益率10%、1株当たり利益100円以上を実現することを目指す。   制御事業は、新興国を中心として中長期的な持続的成長が見込まれる。新興国のエネルギー需要の高まりは今後も継続し、全世界の電力関連投資は2015年に現在の1.4倍に拡大することが予想されている。なかでも天然ガスの需要は今後大きく伸びていくことが予測されており、石油需要も引き続き堅調、再生可能エネルギー市場でもバイオマス関連市場の成長が期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
横河電機<6841>(東1)は現在ややアゲインストの風に押され株価は低調だが、少し先を見据えた場合、絶好の買いポジションに位置していると言える。
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2014-06-18 13:30