中国が連続で減少、「米国債」保有額・・・「合理的なリスク分散だ」=中国メディア

 米財務省によると、中国の2014年4月時点における米国債保有額は1兆2632億ドルとなった。中国の米国債保有額は前月比89億ドル減少したものの、中国が世界最大の米国債保有国であることに変わりはなかった。日本の米国債保有額は1兆2097億ドルとなり、95億ドル増だった。中国メディアの一財網が報じた。  中国が3カ月連続で米国債保有額を減らしたことについて、記事は復旦大学経済学院の袁志剛院長の発言として、「中国が米国債を増減させるのは国の戦略に応じてのこと」と伝えた。中国は2013年10月に米国債の保有額を1兆3000億ドル超まで増加させたが、保有額が多いが故にわずかな変動でも巨額の損失につながる。  記事は中国が現在、外貨準備に占める米国債の比率を引き下げていることを紹介。2010年末は40.7%だった比率が12年には36.85%にまで低下したと伝え、13年には33.25%になったと紹介した。  英大証券研究所の李大霄所長は、一財網の取材に対して「中国はさまざまな市場において、複数の資産を保有することで外貨準備のリスク分散を行うべき」と語り、中国が米国債の保有額を減らしていることは「合理的」との見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
米財務省によると、中国の2014年4月時点における米国債保有額は1兆2632億ドルとなった。中国の米国債保有額は前月比89億ドル減少したものの、中国が世界最大の米国債保有国であることに変わりはなかった。日本の米国債保有額は1兆2097億ドルとなり、95億ドル増だった。中国メディアの一財網が報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-18 17:45