日経平均は24円高スタート、米株高で買い先行も上値限定的

 19日の日経平均株価は前日比24円55銭高の1万5140円35銭で寄り付いた。米国株の上昇を背景に、東京市場でも買いが先行した。ただ、ドル・円が102円割れとやや円高が進んだため、朝方の株式市場は全体的に上値が重く、日経平均も小幅高で推移している。  業種別では、JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株が上昇し、古河電気工業 <5801> など電線株も堅調。オリックス <8591> 、日本取引所グループ(JPX) <8697> などノンバンク株もしっかり。一方、銀行株では、千葉銀行 <8331> 、ふくおかフィナンシャルグループ <8354> など地銀株が軟調。  個別では、「どんな形にもできる液晶パネル」を開発したシャープ <6753> が買われている。電柱新設禁止報道で電線地中化が加速するとの期待が膨らみ、電線株のほか、日本コンクリート工業 <5269> 、関電工 <1942> なども上昇した。半面、東証が委託保証金率を50%以上に引き上げたエムアップ <3661> は下落している。国内証券による目標株価の引き上げが観測され、前日に急伸したトプコン <7732> もさえない。(編集担当:宮川子平)
19日の日経平均株価は前日比24円55銭高の1万5140円35銭で寄り付いた。
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2014-06-19 09:15