中外炉工業は来期のV字型の業績回復を先取りする展開へ
中外炉工業 <1964> は、業績減額など足元の業績低迷を嫌気してもみ合い展開を続けているが、だからこそ絶好の買い場になると判断できる。
今2014年3月期の9月中間決算は営業損失8億4200万円(前年同期1億8300万円の損失)と低迷、つれて、通期の営業利益も2憶6000万円の黒字見通しから2億円の損失(前期は3億2400万円の損失)予想へ大幅に引き下げた。発表は11月12日に行われたが、株価への影響はほとんどなく織り込み済みの状態になっている。
中間期の営業損失8億4200万円から後半の営業利益は6億4200万円へ一気に黒字に浮上。そこから来期の業績好転を先取りする機運が強まるものと思われる。情報・通信分野で、価格競争力を更に高めた新しいタイプの精密塗工装置を下期に投入予定であり、上期の伸び悩んだ受注を挽回させる方針。自動車関連では、来期以降も活況が持続するものと予想される。太陽光発電分野においては、生産効率を高めた新しいタイプのパネル製造装置を開発し、新たな受注を獲得していく計画だ。
政府の成長戦略によって期待される民間設備投資の拡大は、同社にとって大きなビジネスチャンスになる。業界をリードする技術力、的確な提案力、そして積極的な営業力で、受注及び売上の拡大を図り、業績の早期回復を目指している。アナリスト筋では来期のV字型の回復を想定する声が強く、株価も次第に先取り人気が盛り上がっていくものと思われる。個人投資家主導の今の流れも、個人に圧倒的な人気を誇る同社にとって、追い風として作用しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
中外炉工業<1964>(東1)は、業績減額など足元の業績低迷を嫌気してもみ合い展開を続けているが、だからこそ絶好の買い場になると判断できる。
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2013-12-27 12:15