中国の鉄道関連企業、海外への積極進出・・・プロジェクト受注がハイペース=中国メディア

中国メディア・和訊網は19日、中国北車、中国南車など中国鉄道関連企業による海外進出が積極的に進んでおり、今年1月からの車両輸出、鉄道建設などのプロジェクト受注総額が1000億元(約1兆6000億円)を超えたと報じた。
中国北車は今年に入り、エチオピアへの客車輸出、アルゼンチンへの地下鉄車両販売、南アフリカへのディーゼルエンジン輸出、香港への新車両販売、モザンビークへの貨物車輸出などを受注。子会社の大連機車車両も先日フィリピン・マニラの都市鉄道プロジェクト契約を締結しており、中国北車全体の受注金額は総額120億元(約1960億円)前後となった。
また、中国南車も3月に南アフリカと128億元(約2100億円)の機関車販売契約を結んだほか、川崎重工と共同によるシンガポール地下鉄プロジェクト、オーストラリアとの貨物車販売契約などで合意に達し、契約総額は165億元(約2700億円)にのぼった。
さらに、線路建設企業も多くの海外プロジェクトの注文を受け、5月には中国鉄建が総延長1385キロメートル、契約金額約800億元(約1兆3000億円)のナイジェリア沿海鉄道プロジェクト受注に成功した。これらの契約金額をすべて合わせると、今年1月からの半年足らずですでに1000億元を超える計算だ。
その背景には、中央政府が高速鉄道の海外進出戦略を推進していること、中国鉄路総公司が今年の鉄道固定資産投資額を8000億元(約13兆円)以上と年初段階から30%以上上積みしたことがあるようだ。(編集担当:今関忠馬)(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
中国メディア・和訊網は19日、中国北車、中国南車など中国鉄道関連企業による海外進出が積極的に進んでおり、今年1月からの車両輸出、鉄道建設などのプロジェクト受注総額が1000億元(約1兆6000億円)を超えたと報じた。(写真はイメージ。「CNSPHOTO」提供)
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2014-06-19 10:15