人民元・ポンドの銀行間市場での直接取引を開始、建設銀はロンドンでの人民元決済業務へ
中国外匯交易中心(中国外貨取引センター)は18日、人民元とポンドの銀行間市場における直接取引を始ると発表。開始は翌19日。一方で、中国建設銀行(ロンドン)有限公司は人民元決算業務を行うことになった。
人民元・ポンドの直接取引について中国外貨取引センターは、「中英間の貿易と投資を促進」、「経済主体にとっての為替コストの低減という必要性を満足させる」などと説明した。
中国人民銀行は「市場原理という基礎を順守して、人民元とポンドの直接取引を展開する。これは中英両国が共に推進する相互貿易関係をさらに1歩前進させる、重要な措置である」と表明した。
一方で、中国建設銀行(ロンドン)有限公司は「中国人民銀行、イングランド銀行覚書」の取り決めにもとづき、人民元決算業務を行うことになった。開始時期については、伝えられていない。
中国建設銀行は、中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行と並び、中国の四大商業銀行のひとつとされる。規模では中国工商銀行に次ぐ第2位。創立は1954年。2005年には中国の四大国有銀行として初めて、香港証券取引所に上場した。
中国銀行と中国農業銀行もそれぞれ18日までに、ロンドン証券取引所と戦略的提携についての覚書を交わした。(編集担当:如月隼人)
中国外匯交易中心(中国外貨取引センター)は18日、人民元とポンドの銀行間市場における直接取引を始ると発表。開始は翌19日。一方で、中国建設銀行(ロンドン)有限公司は人民元決算業務を行うことになった。
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2014-06-19 13:00