日経平均は245円高で取引終了、終値では1月29日以来の高値
19日の日経平均株価は前日比245円36銭高の1万5361円16銭と3日続伸して取引を終え、終値としては1月29日以来の高値を付けた。米国株の上昇を好感した買いが先行。ドル・円は102円割れで上値が重かったが株式市場の反応は限定的で、先物への断続的な買いを支えに日経平均は上値を追った。FOMC(米連邦公開市場委員会)が波乱なく通過したことで買い安心感が広がったとの見方もあった。
個別では、電線地中化の促進案が伝わり、那須電機鉄工 <5922> 、きんでん <1944> 、古河電気工業 <5801> などが物色された。低コストで動画配信が可能なクラウドサービスを開始すると報じられた豆蔵ホールディングス <3756> はストップ高。マグネシウム加工の新技術を開発した不二サッシ <5940> も引き締まった。自由な形にデザインできるディスプレイを開発したシャープ <6753> も堅調。国内証券による投資判断の引き上げが観測された日本板硝子 <5202> も高い。連結子会社のライセンス導出抗体の第1相臨床試験治験届が受理されたオンコセラピー・サイエンス(OTS) <4564> も上昇した。
半面、エムアップ <3661> は委託保証金率の引き上げが嫌気されて急落。スマートフォン向けゲームへの期待で前日まで3営業日連続ストップ高のエイティング <3785> は利益確定売りに押された。菊池製作所 <3444> 、ヒーハイスト精工 <6433> などロボット関連銘柄も売られるものが目立った。(編集担当:宮川子平)
19日の日経平均株価は前日比245円36銭高の1万5361円16銭と3日続伸して取引を終え、終値としては1月29日以来の高値を付けた。
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2014-06-19 15:00