武田薬、前立腺がん治療薬TAK―700の開発中止を発表
武田薬品工業 <4502> は19日引け後、前立腺がん治療薬として開発中のTAK―700(一般名はorteronel)について、日米欧における開発を中止すると発表した。
2つの第3相臨床試験を実施した結果、同薬とプレドニゾンとの併用で、転移性・去勢抵抗性前立腺がん患者の画像上での無増悪生存期間を改善することが示されたものの、主要評価項目である全生存期間においては改善がみられなかった。試験結果を精査し、検討した結果、ほかに前立腺がんに対して治療オプションが存在することも考慮し、自主的に中止を決定したとしている。
15年3月期業績予想に変更はない。
19日終値は77円高の4876円。(編集担当:宮川子平)
武田薬品工業は19日引け後、前立腺がん治療薬として開発中のTAK―700(一般名はorteronel)について、日米欧における開発を中止すると発表した。
japan,company
2014-06-19 15:45