日経平均は1円安スタート、前日大幅高の反動もあり上値が重い展開

 20日の日経平均株価は、1円56銭安の1万5359円60銭で寄り付き。直後にプラスに転じる場面があったものの、すぐに押し戻され、下げ幅を拡大している。  前日のNYダウが14ドル高と5日続伸となったものの、外国為替市場でドルが101円台後半とやや円高が進んでいることや、前日の日経平均245円高の反動もあり、日経平均は上値が重い展開となっている。  個別では、シェールガス関連機器への参入が報じられた住友精密工業 <6355> が買い気配でスタート。東南アジアでの水ビジネスを拡大するとされた明電舎 <6508> も堅調となり、独立企画商品の販売好調が取り上げられた三越伊勢丹ホールディングス <3099> 、今3月期1Qの営業利益がほぼ前期並みと観測された営業野村総合研究所(NRI) <4307> 、大規模な人員配置転換が報じられたパナソニック <6752> なども買いが先行している。  一方、前立腺がん治療薬の開発中止を発表した武田薬品工業 <4502> は売り先行。近商ストアとの提携解消が報じられたセブン&アイ・ホールディングス <3382> は小幅安となり、6月中間期営業益が22%増に拡大したと報じられたライオン <4912> も軟調となった。(編集担当:片岡利文)
20日の日経平均株価は、1円56銭安の1万5359円60銭で寄り付いたものの、直後に下げに転じている。
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2014-06-20 08:15