エンビプロは今期増配で見直し人気集める、足元の業績も回復へ
エンビプロ <5698> (東2)の出直りが注目される。5月14日に発表された今2014年6月期の業績見通しについて、6月13日に下方修正を行った。ただ、株価はそれをきっかけに戻り足に転じる動きとなっている。
下方修正と同時に、今6月期の配当について、2013年9月25日の東証二部上場記念として、従来計画の10円に5円増配をプラスしたことが、買い人気を引き付けている。6月19日現在でも配当利回りは2.55%に達する。
今6月期の従来見通しの売上げ397億3000万円、営業利益7億9700万円は、それぞれ356億6500万円(前期379億6900万円)、営業利益4億9200万円)へ引き下げられた。
減額については、主要な商材である鉄スクラップの相場が、期中前半において国内高海外安で推移し、国内仕入海外販売を行う同社グループにおいては厳しい事業環境となった。そのような事業環境は徐々に改善しているが、想定した水準まで届かず、前回予想を下回る見込みとなったという。
今期については、前期の第4四半期に稼働した大型設備の減価償却費の増加、営業・管理体制強化のための要員増強に伴う人件費の増加、各種上場関連費用の計上など固定費の増加など一時的な要因も多い。
業績も第3四半期をボトムに、第4四半期は改善傾向に向かっている。配当取りの相場から、来期の収益改善を期待する相場に転換していくパターンに期待したい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
エンビプロ<5698>(東2)の出直りが注目される。5月14日に発表された今2014年6月期の業績見通しについて、6月13日に下方修正を行った。
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2014-06-20 09:45