【忠田公夫の経済&マーケット展望】7月中に日経平均は昨年末高値奪回、「三大テーマ」がマーケットを牽引

【忠田公夫の経済&マーケット展望】  日本株はNY株に比べ出遅れ感があったと思います。とくに、日経平均が昨年末場中値で1万6320円をつけた時は、黒田日銀に対する追加金融緩和期待、企業々績の好調から日経平均予想1株利益1200円期待があったと思います。  それが、年明け以降、金融緩和への期待が後退し日経平均1株利益も伸び悩み、加えて、消費増税の影響が95年当時のように大きいのではないかということで日経平均は4月11日に1万3885円(場中値)までの下げにつながりました。  しかし、こきに来て、消費税の影響はそれほど大きくなさそうだという見方に変わり、企業々績の先行きに期待のもてる状況となっています。しかも、なによりも安倍政権に対する信頼度の高まりから様子を見ていた外国人投資家が徐々に買い姿勢に転じ、連れて国内の機関投資家も買い姿勢を強めるにいたり、売買代金は久々に2兆円台に乗せマーケットには急速に明るさが加わっています。  上昇ピッチの速いNYダウは若干の調整は予想されますが、日本株は依然、出遅れ感があるためNYダウに大きく影響されることなく強い展開が予想されます。  7月中には、恐らく、日経平均の1万6320円奪回はあるものとみています。  日本列島強靭化計画、介護ロボット、それに燃料電池車が加わり、「三大国策」として、マーケッのテーマとして好人気を博してくるとみています。(忠田公夫)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日本株はNY株に比べ出遅れ感があったと思います。とくに、日経平均が昨年末場中値で1万6320円をつけた時は、黒田日銀に対する追加金融緩和期待、企業々績の好調から日経平均予想1株利益1200円期待があったと思います。
economic
2014-06-20 15:15