日経平均は11円安で終了、前日終値付近での攻防に終始
20日の日経平均株価終値は、11円74銭安の1万5349円42銭と4日ぶりに小幅反落となった。
前日のNYダウが小幅続伸となった一方で、為替市場でやや円高が進んだこともあり、日経平均の寄り付きは1円安の1万5359円と小動きでスタート。
その後の日経平均は前日245円高の反動もあり、一時は30円超の下落となったものの、下げ一巡後は反転しプラス転換。午前11時過ぎには61円高の1万5422円まで上昇した。
後場も1万5400円台でもみ合っていたが、週末を控えた利益確定売りが株価を押し下げ、午後2時過ぎには56円安の1万5305円まで売られる場面もあった。
個別では、投資判断の引き下げがあったやまびこ <6250> が大幅安となったほか、株式分割を発表したフィックスターズ <3687> は朝高後に急落。4―6月期の営業赤字が見通されたライオン <4912> が軟調。エアコン事業の拡大計画が報じられた富士通ゼネラル <6755> も朝高後に売りに押された。
一方、テラプローブ <6627> はモバイル用メモリ向けテスティング方法を共同開発したと発表し、一時ストップ高。シェールガス関連機器への参入が好感された住友精密工業 <6355> は急騰した。
また、外資系証券が「強気」と評価したいすゞ自動車 <7202> 、合理化策の業績寄与が報じられたテイ・エス テック <7313> 、3次元プリンターを利用した新サービスが話題を集めたMUTOHホールディングス <7999> なども強含んだ。
業種別では、石油製品、水産、パルプ・紙、保険、機械株などが売られたが、不動産、非鉄金属、建設、ガラス・土石株などが堅調となった。(編集担当:片岡利文)
20日の日経平均株価終値は、11円74銭安の1万5349円42銭と4日ぶりに小幅反落となった。
japan,economic
2014-06-20 15:00