バイドゥ、日本語入力システムによる情報漏えいに対し「見解」発表

  バイドゥは2013年12月27日、「一連の報道に対する弊社の見解」というリリースを発表した。一部のメディアによって、バイドゥが提供する日本語入力システム「Baidu IME」や「Simeji」を使って入力された内容が、ユーザーに無断で外部送信されていると報道されたことに対する公式な見解表明。同社では、「関連のサーバーとデータは全て日本国内に置かれ、管理されています」とし、「セキュリティが確保されたサーバーに伝達された情報が、ユーザー名等を通じて個人情報と関連することはなく、ユーザーの個人情報が漏えいされる可能性およびリスクはありません」と、情報漏えい報道に反論している。   また、リリースでは以下に引用するようなコメントを発表し、報道で懸念された事象についてバイドゥの見解を述べている。   (以下引用)本件については、一部のメディアにより以下の点について、誤解を生じる報道がなされており、このため、「弊社製品『Baidu IME』『Simeji』がユーザーの入力情報を無断で中国のサーバーに送信している」との誤った認識が持たれております。このため、以下のとおり、説明させていただきます。 (誤)無断でサーバーに送信 (正)「Baidu IME」については、ソフトウェア利用規約によりユーザーに事前許諾をいただき、また、クラウド変換のON/OFF設定も可能となっており、無断送信はしておりません。 (誤)入力したパスワードがサーバーに送られる (報道では、全角数字のパスワードを入力し、あたかもパスワードがクラウドサーバーへ送信されているような実演が報道され、誤解を与えています。) (正)パスワードやカードなどの信用情報については、クラウド変換利用時も外部へは送信しておりません。 Simejiについては、インストール時にご案内する利用規約へ同意をいただいておりますが、クラウド変換がOFFに設定した状態でも、クラウドサービスにアクセスする不具合があり、昨日時点で修正バージョンをリリース済みです。   なお、弊社のクラウド変換に利用するサーバーは日本国内において日本の法令、他社クラウド変換、クラウドサーバーに準ずる厳重な管理がなされております。(引用は以上)   最後に、「弊社では、これまでも個人情報の保護につきましては、万全の対策を講じてまいりましたが、引き続き、法令遵守はもとよりグローバルインターネットの慣例も遵守し、お客様に安心してお使いいただけるサービスを提供していく所存です」としている。(編集担当:徳永浩)
バイドゥは2013年12月27日、「一連の報道に対する弊社の見解」というリリースを発表した。一部のメディアによって、バイドゥが提供する日本語入力システム「Baidu IME」や「Simeji」を使って入力された内容が、ユーザーに無断で外部送信していると報道されていることに対する公式な見解表明。
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2013-12-27 13:30