日経平均株価の見通し、1万6千円回復はいつ?=為替王
日経平均株価は5月に1万3900円台で底打ちした後、1万4千円から1万5千円へと一気に駆け上がり、今週もさらに上昇。どこまで上昇するでしょうか?
■経済ファンダメンタルズ分析
国内の経済指標は良好で、消費税増税による一時的な逆風はあるものの、全体的には景気回復基調が続いていることが確認できますし、今後も続くであろうと期待されます。リスク要因は国内にはあまり見当たらず、万が一、腰折れるとしたら海外で大きなリスク(中国バブル経済の崩壊、中東情勢の緊迫化など)が顕在化して、それが国内に波及するシナリオが一応考えられるかなといった程度です。
■需給分析
年金(GPIF)の日本株投資比率が引き上げられることにより、巨額の日本株買いが期待できるといった論調が目立ちます。私は昔から、株式投資比率を引き上げるのは良いとして、世界の株式市場に目を向けるべきであり、日本株の比率が高すぎる(今までのように日本経済が低迷したときの年金減額のダメージが大きすぎる)と批判してきました。もし、日本株の投資比率を引き上げた場合、今後数年間は吉と出る(年金基金の収益率アップに貢献する)でしょう。ただ将来いずれ景気・株価の調整局面がやってきます。その時に、株価の下落と年金取り崩しのための株売りのダブルパンチで日本の株式市場も年金基金もひどい状況に陥るリスクが高まることは指摘しておきたいです。
■チャート分析
私の独自のチャート分析において、日経平均株価の短期的なターゲットはズバリ1万6千円回復。もっと目先の話をすれば1万5500円が第一ターゲットとして出ていますが、夏が来る前にこのまま一気に1万6千円のターゲットを目指して急騰する可能性はあるのではないかと考えます。(執筆者:為替王)
日経平均株価は5月に1万3900円台で底打ちしてから、1万4千円から1万5千円へと一気に駆け上がり、今週もさらに上昇。どこまで上昇するでしょうか?
economic
2014-06-21 15:00