韓国サッカーを「ビジネスの側面」で考察・・・国家イメージと経済的利益の向上をもたらした=中国メディア

サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場している韓国代表は、1954年の初出場以来、今大会で9度目の出場になる。特に1976年のW杯から約30年にわたって毎回出場していることについて、中国メディアの南方都市報は韓国サッカーをビジネスの側面から考察する記事を掲載した。
記事は韓国サッカーが成功した理由は「成熟したプロサッカーリーグが存在することと考えられている」とし、日本よりも長い歴史を持つ韓国のKリーグが韓国サッカーの人材育成に一役買ったとの見解を示した。
さらに韓国サッカーが収めた「大きな成功」は韓国の国家イメージを大きく向上させると同時に、経済的な利益ももたらしたとし、2002年日韓W杯では韓国に直接的な経済効果だけでも約41億ドルをもたらしたと論じた。
また、成熟したKリーグが韓国サッカーに良性の循環をもたらしていると指摘、Kリーグの年間総収入は中国プロリーグの約2倍に当たる2億ドルを超えると紹介した。
また、現代自動車をはじめとする韓国企業は、韓国サッカーがアジアを飛び出すと同時に商機を捉えて世界へ飛躍したと主張、「現代自動車は2002年W杯で公式スポンサーとなることでブランドの知名度を14%上昇させ、販売量を30%も上昇させた」と紹介。「W杯の助力もあり、現代自動車は現在、世界的な自動車メーカーになった」と論じた。
韓国では4月16日に発生した旅客船沈没事故の影響で消費が低迷しているが、記事は韓国メディアの報道を引用し、「ベスト16に入れれば消費が上向く」可能性があると紹介。さらに韓国現代経済研究院の報告をもとに「韓国代表がベスト16に入れば7億ドルの消費が生まれる」とし、旅客船沈没事故によって打撃を受けた消費にとっての「強心剤」になると期待が集まっていることを伝えた。(編集担当:村山健二)
サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会に出場している韓国代表は、1954年の初出場以来、これまでに9回にわたってW杯に出場している。特に1976年のW杯から約30年にわたって毎回出場していることについて、中国メディアの南方都市報は韓国サッカーをビジネスの側面から考察する記事を掲載した。
korea,economic,sports
2014-06-22 12:00