今週の為替相場見通し(2014年6月23日-)=為替王
先週号の為替相場見通しで、ポンド円については「174円到達も」との予想を掲げましたところ、金曜日の夜にその予想値にピタリ到達しました。その他の通貨も含めて先週は全体的に横ばいからやや上向き(円安)の動きが見られました。
米ドル円については「101円台のサポート帯はかなり厚い」と書きましたように、円高になっても結局、101円台で止まって、先週末はまた102円台まで戻ってきました。今週も米ドル円の見方は変わりません。下落したとしても101円台の水準が強力なサポート帯になると考えます。上方向については102円台前半と後半の水準にそれぞれちょっとした節目があります。米ドル円は長らく102円前後のレンジ相場が続いており、投資家もこの状況に慣れきってしまっていますが、いずれ大きく放たれる可能性を秘めていることは認識しておきたいです。
先週、ポンドのほかに上昇が目立った通貨はカナダドル。金曜日夜の経済指標(カナダの消費者物価指数や小売売上高)が事前の予想を上回って伸びていたことを受けて、カナダドルが短時間で急上昇。今月のカナダドル円は、ずっと93円台後半~94円近辺の水準で膠着していたのですが、先週末に一気に95円へ上昇しました。もともと5月下旬に短期チャート分析において買い転換して、当時ターゲット95.8円が、その後より近いターゲットとして94.8円が出ていました。が、今月はずっと重たい(下がらないけれども上がらない)状況が続いていて、全然つまらないと感じていた方も多かったと思います。先週金曜日夜の思わぬ急騰で、結局、先週末の終値は94.8円で、第1ターゲットにピタリと到達しました。本当によかったです。こうなりますと、当初のターゲット95.8円へと伸びることを期待したいです。
南アフリカランド円については、今月はじめに(6月2日号の為替相場見通しにおいて)「下落ターゲットを計測しますと9.45あたり」と予想して、実際にそこまで下落しました。さらに下落が拡大する可能性もあるのではないかと見ていましたが、先週は踏ん張って、逆に反転を示す兆候も出ています。現時点で9.9円~10.0円あたりへ反発・上昇が続く潜在力はあるのではないかと考えます。(執筆者:為替王)
先週号の為替相場見通しで、ポンド円については「174円到達も」との予想を掲げましたところ、金曜日の夜にその予想値にピタリ到達しました。その他の通貨も含めて先週は全体的に横ばいからやや上向き(円安)の動きが見られました。
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2014-06-23 01:00