キャンバスが急落、通期予想を従来計画の下限に修正

 キャンバス <4575> が急落。売り気配でスタートし、午前9時8分には52円安(5.9%安)の830円まで下落している。  同社は19日引け後に今14年6月期の通期業績予想を修正し、嫌気された。  従来予想は0―10億円のレンジとしていた事業収益は0円(前期も0円)に、4億8900億円の赤字から5億1000万円の黒字を予想していた営業収益は4億8400万円の赤字(前期は6億5100万円の赤字)に修正されている。  同社は開発中の抗がん剤候補化合物CBP501の事業化において、提携パートナーとなる製薬企業との連携を模索しつつ、単独での臨床開発を進めており、前回公表値では新規提携パートナーを獲得して受取る可能性のある事業収益を、レンジで表示していた。  しかし、今期中の新規契約締結に至る可能性がなくなったため、事業収益は0円とし、営業損益は予想レンジの下限値に近い水準に修正したという。  同社の年初来安値は、5月20日に付けた548円。(編集担当:片岡利文)
キャンバスが急落。売り気配でスタートし、午前9時8分には52円安(5.9%安)の830円まで下落している。
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2014-06-23 09:15