W杯敗退による、経済損失の試算・・・「元王者」スペイン、酒場や航空業を中心に約1400億円か=中国報道

 中国メディア・中国新聞社は22日、サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で早々に敗退が決定したスペインについて、酒場や航空業界などをはじめスペイン経済に大きな損失をもたらすことになるとする現地メディアの報道を伝えた。  記事は、スペインが「もっとも恥ずかしい戦績」のみならず、莫大な経済損失にも耐えなければならないとしたうえで、W杯敗退による経済損失が10億ユーロ(約1390億円)を上回るとみられることを紹介した。  そして、最も深刻な打撃を受けるのが酒場であるとし、国内の海岸地域にW杯観戦用として設置された臨時の「海の家」などがすべて撤去を余儀なくされたとした。また、決勝トーナメントのチケット購入者の半数以上がすでにブラジル行きをキャンセルしたことから、スペインの航空業界も少なくとも1億ユーロ(約140億円)の損失を被ることになると伝えた。  さらに、スペイン国内の各種業界に加えて、スペイン代表や代表選手たちの損失も甚大になると紹介。エミレーツ航空やナイキなど多くの企業がスペイン代表や国内クラブとのスポンサー契約を見直して始めているとした。  ある統計機関の試算によると、スペイン代表の価値は20%減、選手の価値も15%以上目減りするという。W杯での惨敗によって代表選手1人あたり1100万ユーロの(約15億2000万円)のギャラが失われ、得られなかった賞金と合わせると、優勝した前回大会よりも1人あたり2000万ユーロ(約27億7000万円)収入が減少する見込みとのことだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディア・中国新聞社は22日、サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会で早々に敗退が決定したスペインについて、酒場や航空業界などをはじめスペイン経済に大きな損失をもたらすことになるとする現地メディアの報道を伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-06-23 13:30