日経平均は19円高で取引終了、過熱感も意識され伸び悩む

 23日の日経平均株価は前週末比19円86銭高の1万5369円28銭と小反発して取引を終了。一方、TOPIXは続落した。  米株高を好感した買いが先行したものの、短期的な過熱感もあって利益確定売りが上値を抑えた。6月の中国HSBC製造業PMIが6カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を上回ったことで東京市場では機械株などが強含み、日経平均は上げ幅を一時90円超に拡大したが、ドル・円が102円を割り込むなどさえない動きになったことから買いの勢いは失速。後場は日経平均もマイナス圏へ沈む場面がみられた。  個別では、オリックス <8591> が買収を検討と伝わったアーク <7873> や、バイオガス事業の本格開始を発表したアミタホールディングス <2195> 、韓国向けに自社ゲームのライセンス提供を開始したケイブ <3760> 、J―Paymentとの協業を発表したソフトフロント <2321> などがストップ高を付けた。  豪州企業を買収すると報じられたコニカミノルタ <4902> も堅調。自社株買いの発表に加え、国内証券による目標株価の引き上げが観測された西松屋チェーン <7545> も物色された。マレーシア工場の増強が伝えられたカネカ <4118> もしっかり。  半面、政府・自民党が「パチンコ税」導入を検討しているとの報道を受けて、セガサミーホールディングス <6460> は売りが先行した。14年6月期業績予想を修正したキャンバス <4575> も安い。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前週末比19円86銭高の1万5369円28銭と小反発して取引を終了。一方、TOPIXは続落した。
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2014-06-23 15:00