ラクオリア薬、国内でアシッドポンプ拮抗薬の第１相臨床試験を開始

　ラクオリア創薬 <4579> は２３日引け後、日本においてアシッドポンプ拮抗薬（ＲＱ―４）の第１相臨床試験を開始したと発表した。すでに開発を進めている米国および韓国における臨床試験の結果を踏まえ、胃食道逆流症治療薬として開発を進める方針。日本人における安全性や忍容性、薬物動態の確認とともに、バイオマーカーを用いて胃酸分泌の抑制など薬理学的な性質についても検討する。 　同社によると、胃食道逆流症治療薬の第一選択薬であるプロトンポンプ阻害薬（ＰＰＩ）と比べると強力で速やかに作用を発揮するなど異なる特徴を有するため、ＰＰＩでは充分な治療効果が得られない患者にとって新しい治療の選択肢になることが期待される。 　２３日終値は６円高の６２４円。（編集担当：宮川子平）